門出
2007年3月1日今日は卒業式でした。
緊張もなく、ただ卒業するという実感が沸かないまま時間が過ぎていきました。
担任の先生も今年定年となるので、私達が最後の生徒だったようです。
そういうわけで、一人ずつ先生への思いを書いたメッセージカードと写真を載せた手作りのアルバムと大きな花束を最後に渡しました。
先生は泣いてくれるんじゃないかとちょっと期待したのですが、いつも通りの余裕のある顔で受け取られてしまいました。
クラスで解散した後は後輩達が待ってくれている部室へ。
前日まで何の連絡も無かったので、後輩からは何もしてもらえないのかと思ってましたが、ちゃんと色紙と花束を用意してくれていました。
でも、後輩が全員その場にいたわけじゃなかったのが残念・・・しかも一番仲良くしていた後輩がいなかった。。一緒に写真とりたかったのになぁ。
そんなこんなで、買っていった27枚撮りのインスタントカメラも残り3枚となるほど写真を撮りまくって、その後は友達とご飯を食べに行ったのです。
はい、今日のメインイベントはここからです。
私達は窓際のテーブルに座っていました。
それぞれ料理を注文して食べていると、隣のテーブルに一人のおじさんがやってきました。
おじさんは私達が持っていた花束を見て、「今日は卒業式だったの?」と聞いてきました。そこからどこの学校なのかだとか軽く世間話をしました。
おじさんは一人で寂しかったのか結構私達に話し掛けてきました。だんだん友達も迷惑そうな顔になり、終いには自分とおじさんのほぼ一対一で話していました。
そしてしばらく経った後、おじさんが帰る支度をし始めテーブルを立とうとしました。やっとか・・・と思った矢先、おじさんが私達の方へ近づいてきて
「君達の分も払っといてあげるよ」
!?
いやいやいやいやいやいやそれは駄目ですよ!!
顔見知りならまだしも、見ず知らずの人に奢ってもらうなんて絶対あってはならない。私達は必死で断ろうとしました。
しかしおじさんは払うの一点張り。卒業のお祝いだと言って。
おじさんは本当にレジまで行って払おうとしていたので友達がお金おじさんのところまで急いで持っていきましたが、頑固として折れてくれそうにありません。
だいぶお酒を飲んで酔っていたようだし、言い合っていても埒があかず、結局奢ってもらうことになってしまい・・・
おじさんに皆で深々とお礼を言うと「いやいや、一緒に話してくれた御礼だよ。ありがとうね」と言い残しおじさんは去っていきました。
呆然とテーブルに腰掛ける私達。
しばらく話した後、気まずい心持のまま店を出ました。
知り合いに奢られるのもあまり気が進まないというのに、まさか知らない人に奢られるとは思いませんでした。
いろんな人がいるものですね・・・
緊張もなく、ただ卒業するという実感が沸かないまま時間が過ぎていきました。
担任の先生も今年定年となるので、私達が最後の生徒だったようです。
そういうわけで、一人ずつ先生への思いを書いたメッセージカードと写真を載せた手作りのアルバムと大きな花束を最後に渡しました。
先生は泣いてくれるんじゃないかとちょっと期待したのですが、いつも通りの余裕のある顔で受け取られてしまいました。
クラスで解散した後は後輩達が待ってくれている部室へ。
前日まで何の連絡も無かったので、後輩からは何もしてもらえないのかと思ってましたが、ちゃんと色紙と花束を用意してくれていました。
でも、後輩が全員その場にいたわけじゃなかったのが残念・・・しかも一番仲良くしていた後輩がいなかった。。一緒に写真とりたかったのになぁ。
そんなこんなで、買っていった27枚撮りのインスタントカメラも残り3枚となるほど写真を撮りまくって、その後は友達とご飯を食べに行ったのです。
はい、今日のメインイベントはここからです。
私達は窓際のテーブルに座っていました。
それぞれ料理を注文して食べていると、隣のテーブルに一人のおじさんがやってきました。
おじさんは私達が持っていた花束を見て、「今日は卒業式だったの?」と聞いてきました。そこからどこの学校なのかだとか軽く世間話をしました。
おじさんは一人で寂しかったのか結構私達に話し掛けてきました。だんだん友達も迷惑そうな顔になり、終いには自分とおじさんのほぼ一対一で話していました。
そしてしばらく経った後、おじさんが帰る支度をし始めテーブルを立とうとしました。やっとか・・・と思った矢先、おじさんが私達の方へ近づいてきて
「君達の分も払っといてあげるよ」
!?
いやいやいやいやいやいやそれは駄目ですよ!!
顔見知りならまだしも、見ず知らずの人に奢ってもらうなんて絶対あってはならない。私達は必死で断ろうとしました。
しかしおじさんは払うの一点張り。卒業のお祝いだと言って。
おじさんは本当にレジまで行って払おうとしていたので友達がお金おじさんのところまで急いで持っていきましたが、頑固として折れてくれそうにありません。
だいぶお酒を飲んで酔っていたようだし、言い合っていても埒があかず、結局奢ってもらうことになってしまい・・・
おじさんに皆で深々とお礼を言うと「いやいや、一緒に話してくれた御礼だよ。ありがとうね」と言い残しおじさんは去っていきました。
呆然とテーブルに腰掛ける私達。
しばらく話した後、気まずい心持のまま店を出ました。
知り合いに奢られるのもあまり気が進まないというのに、まさか知らない人に奢られるとは思いませんでした。
いろんな人がいるものですね・・・
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